「昭和16年の敗戦」
皆さん、こんにちは。 お便りの届く頃は少し涼しくなっているでしょうか。体調を万全に元気に行きましょう!
先日、「NHKスペシャル シミュレーション昭和16年の敗戦」というドラマを見ました。猪瀬直樹氏の著書を元にしています。
日本は、昭和16年12月8日に真珠湾を奇襲攻撃して戦争を始め、昭和20年8月15日に破滅的な敗戦をしました。実は、日本政府上層部は、昭和16年の開戦に至る前に、日本が必ず負けるということがわかっていました。日本政府は、昭和16年4月に、大企業、官庁、軍部から若手のエリートを集めて、日本がアメリカと開戦したらどうなるか?というシミュレーションをする「総力戦研究所」という機関を設けました。
昭和16年4月から日本政府にシミュレーションを発表する会議の日(8月28日)までに、官・民・軍が一体となって日本がアメリカと戦争した時に、経済や思想など多面的な面から緻密な検討がなされ、具体的な数値が明確に出されました。その数字は、日本がアメリカに戦いを挑んだ場合、必ず負けるという衝撃の事実でした。続きは翌月に。